健康

「反り腰」の人は坐骨神経痛とも仲良し。

どうも、姿勢矯正院の金子です。

今日は昨日に引き続き、身体の一部にトラブルがあると別のトラブルが発生するという話です。
昨日は背中と腰の関係でした。
今日は腰と下半身の関係です。

猫背に比べて一見、姿勢が良いように見える腰の症状に「反り腰」があります。
腰つまり腰椎はもともと前弯と言って体の前方向に曲がっているのが正常ですが、「反り腰」の方は過前弯と言って過度に湾曲しています。
過度の前弯というのは割とやっかいで、本人は「反り腰」の認識があっても「普通より腰が反ってていいくらい」ととらえて特別にケアする必要性を感じていないことが多いです。

事実、モデルさんが写真を撮ってもらう際、ぐっとくびれたウエスト、引き締まったヒップを魅力的に見せようと、腰をしならせてわざと反り腰状態で、映っているグラビアを見たことがある人も多いと思います。

もちろん、一時的にそのような状態にすることが即、悪いことではありません。

しかし、それが慢性化すると下部の特定の腰椎が他の骨より飛び出して「腰椎すべり症」へつながったりします。すでに腰痛が発生している場合もあります。

それでなくとも「反り腰」によって骨盤は前傾しやすく、骨盤の中を通る「坐骨神経」がどこかで圧迫を受けやすくなります。この結果、巷でよく聞く「坐骨神経痛」と呼ばれる症状が発生します。

「坐骨神経痛」の症状はさまざまで下半身のどこかに発生する痛みで歩けなくなったり(間欠性跛行)、しびれが発生します。
また「坐骨神経痛」と診断されないまでも下半身の冷えやむくみが出やすいなど、「坐骨神経」の障害は下半身に悪い影響ばかり与えます。

坐骨神経のトラブルは「反り腰」の方だけとは断定できませんが、決して無関係ではありません。

あくまで目安ですが、反り腰の方は硬い床に仰向けで寝た時に自分の手がすっと入るようであればその疑いがあります。ひどい人は両手を入れても余ることもあります。

ただいずれにしても骨盤のゆがみと密接にかかわっていますので気になる方はぜひ当院でご相談ください。

姿勢矯正院
美姿勢アドバイザー
金子元紀